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「服」を手放し「クローゼット」を整えると住まいの中もシンプルに片付き、おしゃれも上手くなる

「服」がもたらす光と影

持ちモノの中で、圧倒的に多いのが「服」です。

「服が好きなんだけど、多すぎて何とかしないとヤバイ!」「分かっちゃいるけど減らせないのよね~」といった声をよく聞きます。

「服」は、誰にとっても必須アイテムですが、趣味趣向が反映され、お買い物好きな私達の所有欲を満たし、上等な「服」を着た日は、気分も上々でモチベーションアップにも一役買ってくれます。

ですが、いくらワクワクして手に入れたモノであっても、時間の経過と共に自分の好みや価値観は変わっていくものです。

あれほど愛着があったはずなのに、もうずっと袖を通してない「服」や当分使ってない「小物」まで、「クローゼット」に停滞してませんか?

更に、旬のものや好きな物を買ってきて美味しく食べ、無くなったらまた買ってくるような「生鮮食品」とは訳が違い、消費されるものではないので原形がそのまま残っていきます。

これこそが「服」の厄介なところでもあるのです。

「食品」同様「服」にも賞味期限がある

クローゼットの中も冷蔵庫の中のように、新しいものと古いものに気を配ってますか?

生命を維持していくために新陳代謝は不可欠ですが、快適に日々過ごしていくためには、暮らしの中の新陳代謝も同じく重要です。

美味しいから、大好きだからといって食べて飲んでばかりいて消費されなかったら、具合悪くなりますよね。

製造した商品も出庫していかなくては、倉庫は在庫過剰で溢れてくるでしょう。

捨てるのが勿体無いから、痩せたら着るから、流行はまた巡ってくるから・・・といって「クローゼット」の中に入れっ放しだと困ったことになりませんか?

着ないでずっと入れっ放しの方が勿体ないし、具体的なプランを遂行中でもなければ、痩せて着る日は来ないし、流行が巡ってきた時には自分の方が経年変化を起こし、着こなせない可能性が大きい^^;

「食品」のように、賞味期限が過ぎて役目を終えたことを姿かたちで主張してくれませんが、「食品」に限らず「服」にも旬があり賞味期限があるのです。

おしゃれ上手な人は、「クローゼット」の中の「服」を腐らせないように賞味期限に気を遣い、持っている「服」を上手く活用し、着なくなったら手放して風通しよくしているものです。

「服」が多すぎるデメリットは、これ!

季節が移る頃、「去年何着てたのかしら?着る物が無くて、困る」といった声もよく耳にします。

おしゃれして友人とランチに出掛けようとすると、なかなか着ていく服が決まらない。=着る服がない!

もちろん、「クローゼット」の中が空っぽで、着る服が一枚も無いわけではありません。

むしろ選り取り見取りあるのに、なぜ着る物が無いと言うのか?

「クローゼット」の中の衣類が多すぎるということが、一因となっているかもしれません。

「服」を買ったつもりが「○○○○感」を買って帰り、陶酔する

雑誌を開くと同世代とは思えない読者モデルにうっとりし、街へ出掛ければョーウィンドに飾られた素敵な装いに引き寄せられます。

お買い得感満載の福袋やバーゲンセールを狙い、「服」を買ったつもりがその罠にハマる。

素直な私達は、しっかり誘導されてきっちり買い物を済ませ、一時の満足感に酔いしれる。

1万円で3万円分のモノを手に入れたと同時に、知ってか知らずか心躍るお目当ての「服」と、一緒に入っている2~3つのどっちでもいいような「服」や「小物」も、一緒にクローゼットへ収まるのです。

そうやってそのおまけの存在が、益々クローゼットを圧迫していることに気付いてますか?

こんな調子でいくと、「クローゼット」で出番を待ち構えている「服」は、軽くキャパシティーを超えていくでしょう。

所有欲の罠で負のスパイラル

「服」はコーディネートが必要になりますが、どれくらいの組み合わせを脳が選択していることになるでしょうか?

例えば スカート5着 ブラウス5枚 ジャケット3着あるとすると

5*5*3=75通りのパターンがあることになります。

無意識のうちにこの作業を放棄しがちです。

時間がない・・・面倒くさい・・・

結果、同じようなパターンのものを着まわし、着る物がない!となる。

すると、また目新しい「服」が欲しくなってくるんです。

ですが、「好み」というものは大体決まっていますから、きっちり手持ちのアイテムと枚数を把握していないと、同じようなものを増やしてしまうという痛い買い物になってしまいそうです。

そうなると変わり映えしない「クローゼット」の中を見て、また「着る物がない」と呟くのです。

こうして、あまり意識していない負のスパイラルに陥る羽目になってしまいます。

「クローゼット」のダイエット

「服」や「小物」でおしゃれするのは、男女問わず楽しいことです。

人は元来、所有欲が強く「お買い物好き」でなので、手に入れたら満足してしまうといったご経験ないですか?

だから溢れる程持ちながら、また買い求める。

まさにエンドレスですが、本当におしゃれな人は持ち過ぎず維持管理が行き届いています。

自分は何が好きで、何が自分を引き立ててくれるのか知っていると、余計なモノは持たない、買わないから「クローゼット」がスマートでキレイ。そして使い易い。

多すぎる「服」の減らし方を習って、スマートな使い易い「クローゼット」にしたい方はこちらもどうぞ → 整理収納アドバイザー2級認定講座

「何を着るのか」はT・P・Oが基準

自分が納得できるスタイルが、決まらないということありませんか?

何を着ればいいか分からないということもあるかもしれません。

「T・P・O」が、服選びの基準になります。

Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合。Opportunityと使われることもある)の頭文字をとって、「時と場所、場合に応じた方法・態度・服装等の使い分け」を意味する和製英語

例えば子供の参観日に学校へ出掛ける服と、友達とおしゃべりしにカフェに出掛ける服とでは、恐らく違うスタイルを選ぶでしょう。

「クローゼット」の中からこれぞというものを一つ選ぶ時の基準が「T・P・O」ですが、スカートにするのかパンツにするのか?ジャケットかカーディガンか?

自分がどんなふうに見られたいのか?どんな場面に身を置くのか?周りはどんな人達が集まるのか?そんなことが頭の中を巡ります。

手持ちの「服」が多い程良いのかというとそうでもなく、かえってどれを着ていけばいいのか迷ってしまい、余計決められないかもしれません。

持つ量を決めると、溢れない

20着しか入らないところへ30着は物理的に無理です。今の自分の住環境に適応させていくことも、快適に暮らしていくためには必要なことです。

必要な数というのは、実際自分が使っていて不自由ない数ということになりませんか?

厳選するのに迷ったら、全身映せる鏡の前で着用してみるのが一番です。

サイズ感や顔映り、型崩れ、ヨレ、シミなどチェックしてコーディネートしやすいモノを優先すると、そこに手放したくなる余計なモノが見えてくるかもしれません。

衣類は、絶対評価よりも相対評価で俯瞰してみるのもいいんじゃないでしょうか。

最終的に、スカートは〇枚パンツは〇枚ブラウスは〇枚、、、という具合に具体的な数量を決めておき、「増えたら減らす」を繰り返していけば、気付いたら溢れるほどになっていたということはないでしょう。

1枚買ったら、1枚手放す。 5着のスカートは、いつもスタメンの5着なわけです。

おしゃれ上手はメンテナンスできる数でコーディネートするのが上手

自分の持ちモノになったからには、季節の終わりにクリーニングして、来季までスタンバイさせないといけません。

1~2回しか着ていなくとも目立った汚れはなくともクリーニングしておかなくては、来季の出番に泣く羽目になるのです。

上質なカシミヤウールのコートは、一度しか着なかったのでブラシをかけて仕舞っておいたところ、そのコートだけ三か所虫食いの穴が開いてしまい、かなり凹んだ記憶があります。

以来、要クリーニングのものは必ず出すようになりましたが、「服」自体余り増やさないようにも心掛けています。

多すぎる「服」全てを維持管理しようとしたら、負担になりますし、洗濯機で済ませるにしても時間も手間も労力もかかり、「1回しか着ていないから、まぁいいかかぁ~」と、ずさんな管理になってしまいがちです。

洗濯表示にも気を配り、型崩れや素材の性質も見極めながら、賢く買い物をしたいとなると慎重にならざるを得ませんね。自然と持つ量にも歯止めが効くようになります。

好きなモノだけのクローゼットは、楽で時短

「服」を「整理」するにも「収納」するにもまず、その目的を明確にすることが大切です。

  • なるべく沢山入れたいのか?
  • ゲスト目線できれいに見せたいのか?
  • おしゃれの幅を広げたいのか?
  • 身支度の時間を短縮したいのか?
  • 楽な収納にしたいのか?、、、

人それぞれ違いますが、軸になる所ですから決めておくことが大切です。

そうすると整理し収納していく過程で、優先すべきコトが明確になって、持つモノや収納の仕方がはっきりしてきます。

  • 親子一緒で使うクローゼットならば左右人別に分ける
  • シーンごと仕事用・普段着用・学校行事用などに分ける
  • アイテムごとにスカート・パンツ・ブラウス・ジャケットなどに分ける
  • カラーチャートのように色で並べる
  • 掛ける「服」の下のスペースに畳む「服」や「小物」を入れるなど

人は考え方も価値観も違いますから、正解は一つではありません。

毎日のコトなので使いにくければ、続きません。結局は、自分に合ったやり方に落ち着き、それがあなたの正解です。

だからと言って好き勝手やると、なかなか上手くいかなかったご経験のある方多いんじゃないでしょうか?

整理や収納には、やり方やコツといったものがあります。

ご興味がある方は、こちらの記事をご参考になさって下さい。

 

多すぎる選択肢は、時間を浪費し疲労が蓄積する

私達の脳は、1日9000回の選択をしているのだそうです。

目覚まし時計が鳴って、「起きようか?あと5分寝ようか?」

ベットの中で、もう既に選択が始まります。

毎朝、「何着ようか?」「これは、昨日着たから着れないわね。」「この前買ったアレは、どこに入れたかしら?」・・・

シーナ・アイエンガー氏のジャムの法則は、一度は聞いたことがあるでしょう。

まず、過剰な選択肢に関して彼女が行った実験で、「スーパーにおけるジャムの試食販売」というがあります。スーパーで、6種類のジャムと24種類のジャムの試食を用意し、人々がどれだけ試食するか、また、その結果どれだけの人々がジャムを購入するか、を検証する実験です。 結果は、24種類のジャムの方が多くの人に試食されましたが、実際に購入した人は6種類のジャムの方が多く、それは24種類と比較して約6倍も多かったのです。この結果は、選択肢は多ければ良いというものではないことを証明しています。シーナ・アイエンガーのTED〜選択をしやすくするためには〜が面白い

 

毎朝クローゼットの前で、どれだけの選択時間を費やしていることか・・・

このひと時が楽しいのなら結構ですが、慌ただしい朝の貴重な時間に、そんな悠長なことは言ってられないのなら、もはやストレスでしかないでしょう。

しかも、毎日です。

10分やっていたら、365日で3650分 約60時間、探したり迷ったりしていることになります。

その時間、新聞に目を通したり朝食取ったり軽い体操くらいできそうです。

毎朝の「服」選びのストレスを軽減し時短にするには、予め「クローゼット」に入れる時=「服」を買う時によくよく厳選しておくということです。入れる時にしっかり選択しておくと、使う時にあまり悩まず選びやすくなるんじゃないでしょうか?

スタメン「服」のスタンバイに欠かせない3つのポイントは?

少数精鋭たちが並んだ「クローゼット」は、どれが欠けても困りますね。

いつもいい状態でスタンバイしてもらうために、「防虫防湿」「ハンガー」「畳み方」3つのポイントを押さえておくと、安心です。

日本の風土に合わせた昔ながらの先人たちの知恵には、今の時代だからこそ頷くことがいっぱいですね。

こんなサイトを見つけました。

押入れ、クローゼットのカビや湿気を対策!すのこや新聞紙で防止季節お役立ち情報局

 

ジャケットなど厚みがあって型崩れが気になるものやパンツの折り皺を伸ばしておきたいものなど選ぶ基準はそれぞれですから、自分にピッタリ合ったハンガーを見つければいいですね。

こんなサイトを参考にしました。

クローゼットがスッキリ!ハンガー選び5つのポイントLIMIA

 

スペースが十分取れなかったり、素材によっては吊るせない「服」は、畳んでスタンバイしておきますが、上手い畳み方というものがあります。

こんなサイトを参考にしました。

収納上手になれる!服のたたみ方7選|簡単・コンパクトPACOMA

 

気に入ったモノしか入っていない「クローゼット」は、楽しく快適に「服」と付き合えるんじゃないでしょうか。

住まいの中を大きく占領していた「服」を日頃から整え、出番に備えることで、お部屋の中もスッキリして毎日の暮らしが一層充実してきそうですね。

初心者さん向けに「クローゼット」の中の「服」の整理収納のメリットやデメリットを挙げてみましたが、ご参考になれば嬉しいです。

 

 

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陽子さんのお片付け

陽子さんのお片付け

愛媛県の松山と西条で、整理収納アドバイザー2級認定講座を開催しております。
2人の息子達も独立し、人生折り返し地点もとっくに過ぎた今、遅ればせながらこれからのまだまだ続く人生について考えました。

お家の片付けをする時、まずどんな風に暮らしたいのか?どんな住まいにしたいのか?と最初に目的をはっきり決めて取り掛かりますが、それと同様、どんな風に歳を重ねたいのか?どんな人になりたいのか?と自分に問うてみると、10年後20年後も仕事を持ち、生き生きと過ごしながら社会と繋がっていたい。これが私の目標です。まだまだ学ぶべき事が沢山ありますが、身体と心の健康を保ちながら、自己実現を目指します。
保有資格
2013年  ファイナンシャルプランナー2級
2015年  整理収納アドバイザー1級
2015年  整理収納教育士
2016年  整理収納アドバイザー2級認定講師
2017年  生前整理2級
2018年  防災備蓄収納1級プライナー

整理収納の基本的な考え方というものは、住まいの中に限らずいろんな場面で役に立ちます。散らかりがちな住まいが、気負わなくても毎日のちょっとした習慣ですっきり片付いたお部屋になると、暮らしやすくなります。流行りの雑貨で部屋を飾るのも悪くないですが、シンプルでいてなお10年後もずっと続く気負わない暮らしに惹かれます。
よく聞く、「モノが増えなかなか減らせない」という根本原因を一緒に探りながら、シンプルに片付けられるよう微力ながらお手伝いさせて頂きます。

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