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お引越しは暮らしをリセットできる絶好のチャンス

お引越しが決まったら、新しい住まいには一緒に連れていきたいモノしか入れないくらいの覚悟で荷造りされてはどうでしょうか?

暮らし方も地域が変れば違ってくるかもしれません。

ゴミの出し方から違ってきますから、引っ越し先で荷物を整理すればいいやなんて簡単に考えない方がいいでしょう。

荷物は整理してできるだけ少なくして引っ越した方が、作業時間も手間も運送料金も節約できますね。

最近は、お引越し業者さんが荷物を下して中まで入れてくれるサービスもあるようですが、どこへ何を入れてもらうかはそこに暮らしていく当人にしかわかりません。

先日も話を聴くと、

折角頼んだのに・・・言ったようにしてくれない、こんな入れ方しては、やり直さないといけない。

納得のいくように荷物を入れてもらうには、それ相当の段取りが必要ですね。

20しか入らない収納に、出し入れしやすいように30入れて下さいとお願いしても、それはあまりに無茶な話で、業者泣かせです。

新しい住まいの間取りは勿論、収納スペースがどのくらいあるのか、そこに入れたいモノはどのくらいあるのかを事前に見極めることは、暮らしていく人が引っ越す前にしておかないといけない段取りでしょう。

面倒な作業だと思うかもしれませんが、ここをしっかりやっておくと、引っ越した後の作業が随分楽に進み、早く通常の生活が送れるようになります。

業者さんにお願いできる事には限界がありますから、丸投げではなく上手く利用させてもらうくらいのスタンスでいることも大切ですね。

お引越しは荷造りするところからスタート

毎日使っているモノの梱包は最後になりますから、シーズンオフの衣類や季節行事のモノなど取り敢えず引っ越しまでに使わないモノから余裕をもって梱包していきます。

箱詰めする時には、以下を明記しておくと荷物が迷子になりません。

  使用者(誰のモノ)

  分類(調理用具、衣類など)

  季節や時期(夏、冬など)

  使う場所の部屋番号

これだけ明記しておくと、業者さんが使う部屋に運んでくれ、使うモノが使う所にまとまっているので収納しやすくなります。

部屋番号というのは、間取り図の各部屋に番号を振っておき、箱にも連動して番号を振っておくと、いちいち指示しなくても必要な場所に箱が運び込まれます。

当日荷物の搬入でごたごたしていても、必要なモノが収納される部屋に収まる仕組みにしておくと、荷物を動かす労力が軽減できます。

誰がどこで何をするのかを見極めながら収納するモノと部屋を割り振って段取りしておくことが大切です。

ひと部屋を共有するモノはゾーンで区切るとまとまる

家族それぞれの部屋に分けられたモノは、各部屋で個々に収納していけばそこで完結出来ますが、リビングやダイニングは、みんなが共有して使うものやそれぞれが持ち込むモノでごちゃごちゃします。

使い方もいろいろですからまとまりがつきにくい場合は、ゾーンで区切るといいでしょう。

ダイニングテーブルをいろんな風に使うなら周辺に収納スペースを確保する

ダイニングは、主に食事をするためのダイニングテーブルがメインに置かれていますが、そこで子供たちは宿題をしたり、お母さんはパソコンを開いたり家計簿を付けたりもします。

子供が小さいうちは、ダイニングに学習環境を整えてあげると、お子さんとの距離も近く様子が良く分かり親子で安心じゃないでしょうか。

子供部屋を用意してそこで寝起きする、勉強もするといった環境を作って習慣付けするというのも勿論素晴らしいことです。

何を優先するのかは各ご家庭で違いますが、子供の健やかな成長は誰もが望むところでしょう。

自分で身の回りのことができるように自立を促していくプロセスを、どうしていくかはご家庭ごと違ってきますが、正解は一つではありません。

お子さんの希望や様子を見ながら柔軟に長い目で寄り添いながら、自立を促していくのが円満のような気がするのは、せっかちで先を急いだ筆者の反省かもしれません・・・^^;

お母さんの私物を置くスペースも、恐らく一番長くいるダイニングにあると都合が良くないですか?

出先から帰って来て息つく間もなく家事に追われる毎日をお過ごしの働くママが増えています。

カバンを置き上着を掛けるちょっとしたスペースがあると、後で片付ける手間が要りません。

自室が確保できるような住まいなら問題なしですが、そうもいかない場合はキッチンやダイニングに 学校関係、家計管理様々な書類やパソコンといったモノを 収納するスペースがあると更に都合がいいですね。

筆者は、吊り戸棚の一番端のスペースを確保していました。

なぜ収納スペースを確保するかというと、ダイニングテーブルはそもそも家族で食事をする場所です。

お客さんを通したり、友達とお茶したりすることもあるでしょう。

そんな時、ダイニングテーブルの上はスッキリとした空間でお茶や食事を楽しめるスペースでありたいと思いませんか?

周辺に収納できるスペースがあると、直ぐ片付けられリセットができますが、コレがないと恐らくダイニングテーブルの端に寄せたり、部屋の隅に寄せたりしてしまいがちです。

直ぐ本来のダイニングテーブルにリセットできる仕組みを作っておくと安心で、スッキリしたリビングダイニングにサッと戻ります。

広いテーブルの端にモノが積み上げられた状態の中、お茶や食事をする羽目になり、折角の楽しい時間も半減してしまいそうですね。

ざっくりでも構わない一時避難するスペースがあると、雑然とした景色が違ってきます。

リビングのテレビボードにはそこで使うモノを収納する

リビングは、テレビを観る以外にも読書をする、ゲームをする、裁縫をするといった具合にみんなが集まってきて、それぞれやりたい事をします。

それはそれで仲良く微笑ましい光景ですが、使うモノを収める場所が決まっていないとただの散らかった部屋になりますから、それらを片付けるスペースが必要になります。

自室へ戻してくれれば問題ありませんが、そうならないから部屋が片付かないんですね。

そこへサッと片付けられるスペースを確保すればいいのですが、 限られたスペースですから、みんなのモノが全部収まるかどうか見極めてゾーニングしないことには、住まいの中心であるリビングがモノで溢れてしまいます。

みんなが集まる場所リビングダイニング


リビング ダイニングは来客を通す部屋にもなりますから、 収納家具もあまり沢山置かない方がスッキリします。


高い家具を置かないことで、視覚的に広く感じることができ 、部屋を広く見せることができます。

手持ちのカラーボックスなどあれば、目に触れる場所でなく押し入れやクローゼットなどの見えない広いスペースの仕切りとして活用してはどうでしょう。

収納場所を圧迫する布団は必要な数しか持たない

押入れいっぱい詰め込んでいる布団は、敷き布団が何枚、掛布団が何枚、毛布が何枚、、、ちゃんと把握していますか?

季節の布団は嵩張りますし、来客用を保管しているおうちも少なくないですね。

気付くことが無いまま押入れを占領していて、何となくいっぱいあるから取り敢えずは安心かなでは、限りあるスペースの無駄遣いです。

大きく場所をとる布団はコンパクトに収納する

敷布団と掛布団は、セットにしてまとめておくと チグハグな枚数に困惑することがないかもしれません。

そんなの当たり前でしょと思うかもしれませんが、割とバラバラに押し込んでいて、掛布団ばかり何枚もあるんなんてこともあるんです。

肌掛布団や毛布も含めると、気付かないうちに増えてしまっていて、頂きモノの新品も忘れていたりします^^;

引っ越しは、こういった寝具からカバー類まで全部出して、数を揃えておく絶好の機会です。

来客用に何組予備を持っていれば安心なのか、数を決めて必要な枚数だけを持つようにしておくことです。

重たく嵩張るモノだけに、もしかしたら使うかもしれない余分はスペースを圧迫しますし、ダニなどの発生元にもなりかねません。

布団専用の収納袋や圧縮袋に入れて、四角くコンパクトに収納すると収まりが良くスペースも有効に使えます。

筆者は、圧縮袋を長年使っていましたが、板のようにペチャンコにしていても時間が経つと、どうも袋が成長してるんです。

今は、専用の布団袋に入れていますが、四角くカチッと収まるので押入れの中が気持ちいいですね。

その時に誰の何が入っているのかも、ラベリングしておくと管理が楽です。

カラーボックスやスチールラックで空間を区切る

クローゼットや押し入れや収納庫などの奥行や高さのある広いスペースは、何をどう入れたらいいものか分からないと、先日もお引越しのお手伝いに行った際、悩まれていました。

押入れやクローゼットのような広いスペースは、棚を入れて縦や奥行を有効に使えるようにします。

本来、押入れは布団を収納する目的で作られていますが、ハンガーラックや突っ張り棒を入れると、クローゼット使いができます。

またクローゼットは、洋服を収納する目的で作られていますが、布団など収納袋を使いコンパクトに収めると、押入れ使いもできます。

こうしていか様にも工夫次第で収納できてしまいますが、それを実現する為には、数を絞って使うモノだけにしておく事が前提です。

吊り下げ収納する時は、掛ける衣類の丈の長さを揃えて吊るすと、その下のスペースがまとまって空きます。

そこへ引き出し収納を置くと隙間スペースも無駄無く使う事ができますね。

ぽっかり空いたスペースを作らないように、縦にも奥にもモノが出し入れできるようにスペースを作ります。

上段には取っ手が付いたケース、手前はキャスターが付いたワゴン、突っ張り棒や棚など駆使すると使いやすく尚十分な量収納できるでしょう。

こういった収納用品は、出来れば同じブランドのシリーズで揃えておくと、住まいが変っても、サイズが合わせやすかったり買い足す時に揃いやすく並べた時に無駄な凹凸ができません。

一番大切なことは持ちモノを整理すること

やはりこれに尽きるでしょう。

使わないモノは連れていかない。

いつも使っているモノだけ持って引っ越せばいい。

何年も使っていないモノは、この際処分して引っ越すのが得策です。

荷物の片付けも大変ですから、少しでも少ない方が効率もいい。

つい最近も、こんなお話を聞きました。

「段ボールに詰めて引っ越して5年経った今も、そのままで荷解きしていない段ボールが何箱もあるんです。

もう荷解きしないでそのまま処分しても、何の問題もないと思うんですよね。」

要するに使わないモノも一緒に連れて行くから、そういう事になってるんです。

初めから余計なモノを連れていかないことです。

これに尽きる。

住まいの整理について知りたい方は、こちらをご参考にして下さい。

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ライター紹介 ライター一覧

陽子さんのお片付け

陽子さんのお片付け

整理収納アドバイザーとして講師活動をしつつ、防災備蓄収納1級プランナーとしてまた新たなステージに立ちました。
これから先の暮らしがシンプルでありながら、必要最低限の備えがある理想の暮らしを思い描きながら、イキイキと綺麗に歳を重ねていきたいと思います。

保有資格
2013年  ファイナンシャルプランナー2級
2015年  整理収納アドバイザー1級
2015年  整理収納教育士
2016年  整理収納アドバイザー2級認定講師
2017年  生前整理2級
2018年  防災備蓄収納1級プランナー
2019年  防災士

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