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システムキッチンの引き出し収納を上手く使いこなす為にする事あれこれ

最近のキッチンは、ガスを使わず食洗機が備えられ、換気扇の構造もシンプルになって、お掃除も随分簡単になりました。

家族の在り方、暮らし方が多様化され、キッチンの形態も様々です。

10年間レンジフードの本格的な掃除が要らない商品も発売されるなど、技術はどこまでも進歩しています。

更に収納スペースは、従来のものよりも格段に広くなり使いやすい仕様になってきてますが、それをどう使えばいいのか?持て余しておられる方も多いようです。

「何をどこへどう仕舞うのか?」

今時のキッチン収納をナビゲートします。

開放的なキッチンは少しの緊張感と整理収納のコツでキレイを保つ

独立したキッチンだと壁や扉で仕切られ、他からの視線や料理のにおいにもデリケートになり過ぎることがないかもしれません。

一方、リビングダイニングと一体になっているようなキッチンは、開放的なスペースであるため、圧迫感がなくキッチンを囲む空間全体が明るく風通しも良さそうです。

家族が集まりくつろいだり、時にここへお客様をお迎えすることもあるでしょう。

使い勝手は勿論ですが、インスタ映えとは言わなくとも、多少生活感を抑えるくらいの程良い緊張感は必要かもしれません。

だからと言って、四六時中キッチンの整理整頓や掃除をしているわけにもいきません。

ですが、時間や手間を掛けず、気持ち良くキレイに住まいを整えておきたいと切に願うところです。

そんなわがままな願望を整理収納のちょっとしたコツで、叶えましょう。

まず「どんなにキッチンにしたいのか」イメージしてみる

ホームパーティーをして手料理を振る舞うようなお料理好きな人は、最新の調理家電にこだわりの道具、気に入った器もみんなに見てもらいたいかもしれません。

家族みんなが交代で料理をするようなお宅では、使うみんなが何がどこにあるか分かる使いやすい キッチンにしておきたいでしょう。

小さなお子様がいる方は、家事時短できるキッチンにして子供と一緒にいる時間がたっぷり欲しいかもしれません。

こうして優先して求めるものが、人それぞれ違います。

キッチンの整理収納を始める前にする事は、この整理収納する目的をはっきりさせておくことです。

綺麗に見せたいんだ

掃除しやすくしておきたいんだ

使い勝手良くしたいんだ

災害に備えたいんだ・・・

持っている鍋やツールや道具に至るまで、こだわって集めたモノをインテリアの一部にして、見せる収納にするのも一つでしょう。

ササッと掃除して、いつもキレイに保っておく為に、モノをなるべく置かないというのもいいでしょう。

料理の効率を上げる為に、道具を すぐ手に取れる近くに並べて収納する のもいいですね。

地震時の被害を少しでも軽減できるように 、落ちてこない、飛んでこないといった安全対策をそこかしこに施しておくのも素晴らしい。

こんな風に自分が一番優先したい事を念頭に整理収納していくと、作業途中で迷いませんね。

キッチンに限らず、どの場所を片付ける時も同じです。

「自分がどうしたいのか?どんな暮らし方をしたいのか?」という目的が決まっていると、次にやる事が具体的になってきます。

今一度、思い描いてみて下さい。

キッチンで一番優先したい願望は、何でしょうか?

普段、案外気に留めていなかったりするものです。

何となくそこが空いていたから置いたとか、SNSで見て真似てみたというだけの理由では、納得できる整理収納の結果に繋がらないかもしれません。

「何を」仕舞うのか決めるのが、整理です

スペースを片付ける時、目の前にある全ての持ちモノを仕舞うのではありません。

物理的に押し込めば入るかもしれませんが、それは整理収納とは言いません。

ご自宅のキッチンの様子はどうでしょうか?

食器棚、お玉や菜箸、スプーンやフォークなど キッチンの収納スペースの中は、窮屈そうじゃありませんか?

その状態のまま収納ケースやかごを買ってきて入れてしまえば、キレイに片付くと勘違いされている方が多いようです。

「コレは、使わないから仕舞っておこう」なんて、よく聞きませんか?

そもそも使わないモノを、そこに仕舞っておく意味がありません。

キッチンに限らずですが、使うモノを次に使う時の為にいい状態で準備しておく事が整理収納です。

まず、使うモノだけに分けてみます

限られた貴重なスペースに、自分が使う必要なモノだけ収めれば、スッキリ整うはずです。

なぜなら、通常の家庭生活で使っているモノってそんなに多くはないはずです。

さぁ、整理して余計なモノを取り除いていきます。

持ちモノ全部並べてみると、持っているモノが可視化され、何気なく置いていたモノが、自分にとって本当に必要なモノなのかどうか考えさせられます。

基準は、自分が「使うか使わないか」、或いは「好きか嫌いか」といった基準が一番分かりやすいですね。

白黒はっきりつけやすい。

日常生活に不具合が出ないように、使っているモノと使っていないモノに分けて自分が使う必要なモノだけ残し、使いもしないあんまり好きじゃないモノはこの際取り除きます。

例えば、お玉やフライ返しが何本もありませんか?

使うモノは勿論ですが、似たようなモノの中ら一つ選ぶって、結構難しい。

機能的にも使用感にもさほど違わないモノは、周囲との相性を見ます。

材質やデザイン、色、イメージなどを揃えて、お玉やフライ返し、トングなど一緒に仕舞うツールを、視覚的にもスッキリさせるとそこに統一感が出ます。

やりがちなモノを増やす癖は、専用のモノを持ちたがることです。

例えば、千切り用、スライス用、みじん切り用、カボチャカッターからキュウリカッターに白ネギカッター、電動大根おろし器、、何でもありそうです^^;

こういった専用の道具は、キッチンのモノが増える最大の原因です。

包丁一本で済むものを、何個も便利グッズを限らたスペースに置いていくと、ハタと気付いた時には返ってその場を不便なスペースにしてしまっていたなんて事にもなりかねません。

使用頻度が高く、いつも使うようなモノであれば重宝しますから、持つ意味が大いにあるでしょう。

ないと不便だと思いがちですが、ほかで代用できるのであれば、日常のキッチンの中が軽快になった方が使いやすいんじゃないでしょうか?

この辺りが、人それぞれの考え方や価値観によるところです。

良い悪いではなく、何を優先したいのか?という事です。

こういった持ち方をしているといつまで経ってもキッチンの中は、雑然としたままです。

とかく「収納」第一に突っ走りがちになりますが、実は、「収納」が思うように上手くいくかどうかは、この「整理」にかかっています。

しっかり自分と向き合い、コレがないと困るのよというモノを優先的に残しながら、どんな風にキッチンを使っていきたいのかという最初に決めた整理収納の狙いを忘れないようにしましょう。

そうすると、置いてあるモノ全てに無駄がなく、それぞれに役割があり、いつも出番に備えてベストコンデションでスタンバイしているような状態になります。

キッチンに、ギャラリーは要らない。

出番があるモノばかりにしておくわけです。

厳選しておく事で大事に扱うし管理も行き届きますから、切れの悪い包丁が何本もあったりしません。

モノを整理すると視覚的にもスッキリしますが、自分と向き合って持ちモノを選択していくので、頭の中も整理され気持ちも良くなります。

モノを区別するという作業は、初めは判断していくにも時間が掛かるかもしれませんが、計算ドリルのように慣れてくると早くなりますから、誰でも上手く整理できるようになります。

要は、慣れの問題かもしれません。

整理されたモノは普段使いのモノ・来客用のモノ・行事用のモノで使用頻度が違いますから、後の作業がしやすいように、よく使うモノとそうでないモノに分けておきます。

こうして何を仕舞うのか決まると、整理が完成します。

次に「どこへ仕舞うのか?」

コンロ周り・シンク周り・食器周り・冷蔵庫と 大きく4つのエリアに分けて収納します。

どこで何をするのか?動線に沿ってみます

IH近くには鍋・フライパン類や調味料やスパイスなど、水を使うシンク近くには包丁・ザル・ボールなど下ごしらえに使うモノや洗剤など、食器棚には器などをしまうと効率が良さそうです。

うろうろしないで料理できるように、動線を辿ると大体の位置が決まってきます。

シンクで準備して、IHで調理する流れを妨げないように仕舞うモノと場所を決めていきます。

米櫃をシンク下に入れる方が多いようですが、 湿気が籠りやすいので食品は密閉できる容器にいれてIH下へ置くのが、無難です 。

特に小麦粉などの粉類はダニが繁殖しやすいので、一旦封を開けたら密封できる容器に詰め替えて、冷蔵保存が鉄則です。

詰め替えたそれぞれの残りは、密閉できる容器に一緒にしてまとめておくと残りが把握でき、周辺も汚さなくて済みます。

こうした使いかけのモノは、容器にまとめておくと管理しやすく、在庫も分かりやすいので、切らして慌てたり同じものをまた買ってきてしまうといったことも防げますね。

また、たまにしか使わないけれど、絶対必要なモノってあります。

例えば私なら、栗むき機、巻きす、ワインオープナーなどがそうですが、こういったモノばかりをケースにまとめて、別の場所に保管しておくと、普段の調理の邪魔をしません。

収納エリアが決まれば、 一番出し入れしやすい位置に 使用頻度の高い一週間に一度は必ず使うモノから優先して収納します。

かがんで手を伸ばさないと取れない下段 へは、重く大きいモノや使用頻度の低いモノを入れ、踏み台が要るような上段には軽くてかさばるような使用頻度の低いモノを収納します。

災害時など落ちてきた時、危険ですから頭より高い場所には重いモノは避けた方がいいですね。

最後に「どう収納するのか?」

キッチンは道具を使いますから、出し入れがしやすくなければ、その都度ストレスになります。

引き出し収納は、並べるか立てるかして収納します

鍋やザル・ボールは、専用の収納スタンドやファイルボックス、ブックエンドなどを利用して立てると取り出したり仕舞ったりがスムーズで場所もコンパクトに収まります。

冷蔵庫の野菜室や冷凍室も同様に、上から見て全部が分かるように、仕切って立てて入れます。

紙袋をスペースに合わせて 折り込み、高さを調整すると丁度いい仕切りケースになります。

汚れたら捨てて、新しいモノに交換すればいいので、掃除の手間が掛かりません。

使いかけの野菜 や小さなモノは 、空き箱や使わなくなったタッパーも仕切りとして再利用し、冷蔵庫の手前などの良く見える定位置を確保しておくと迷子になりません。

また、一緒に使うモノをグルーピングしてかごでまとめると、一度に使うモノがセットされていて、出し入れの手間が掛からず、探すことが無いので時短にもなります。

お菓子作りで使う耐熱ボールや計量スプーンや型など細々したものは、グルーピングしてひとまとめにしておくと、出し入れしやすくお菓子作りの頻度も上がりそうですね。

冷蔵庫の中もこのグルーピングで使いやすくまとまります。

朝のモーニングセットには、マーガリンやハム、チーズ、ジャムなどを一つのかごでまとめます。

同じように味噌汁セットやおにぎりセットもグルーピングしておくと、一緒に使うモノ全部が一度に揃い効率が良いですね。

吊戸棚は、ついつい手の届く手前ばかりで出し入れしていると、使う頻度の低いモノが、奥へ奥へ入り込んでしまい、そのうち何が入っているのかも分からなくなってしまいます。

吊戸棚など高い位置の収納は、バラバラに置かず取っ手付きかごを使ってまとめて収納しておくと、手も届かず見えないところのモノでも、奥までちゃんと管理できます。

掃除もかごごと出せば楽にできるので、奥のモノが死蔵品になることもありません。

食器棚の中も、奥のモノまで管理するには奥並べで収納します。

奥から同じ種類のモノを縦に並べて収納すれば、手間から奥まで何が入っているのか良く分かり使いやすくなります。

扉の形状が観音開きなら、中央が一番出し入れしやすいので、頻度の高いモノを中央へ配置します。

ただ何となく入れていくのではなくて、優先順位をつけましょう。

使いたいモノを使いやすい位置に入れていくと、自分仕様の食器棚になります。

押し入れやクローゼットの扉の形状によって、出し入れしやすい場所が違うというのと同じですが、スペースが違っても基本的なルールは同じです。

今時の引き出し式キッチン収納をナビゲートしましたが、コンパクトキッチンの扉式も整理収納の考え方は同じですね。

基本的な整理収納の考え方やノウハウを、サックと一日でマスターできる講座を開催しております。

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陽子さんのお片付け

陽子さんのお片付け

愛媛県の松山と西条で、整理収納アドバイザー2級認定講座を開催しております。
2人の息子達も独立し、人生折り返し地点もとっくに過ぎた今、遅ればせながらこれからのまだまだ続く人生について考えました。

お家の片付けをする時、まずどんな風に暮らしたいのか?どんな住まいにしたいのか?と最初に目的をはっきり決めて取り掛かりますが、それと同様、どんな風に歳を重ねたいのか?どんな人になりたいのか?と自分に問うてみると、10年後20年後も仕事を持ち、生き生きと過ごしながら社会と繋がっていたい。これが私の目標です。まだまだ学ぶべき事が沢山ありますが、身体と心の健康を保ちながら、自己実現を目指します。
保有資格
2013年  ファイナンシャルプランナー2級
2015年  整理収納アドバイザー1級
2015年  整理収納教育士
2016年  整理収納アドバイザー2級認定講師
2017年  生前整理2級
2018年  防災備蓄収納1級プランナー
2019年  防災士

整理収納の基本的な考え方というものは、住まいの中に限らずいろんな場面で役に立ちます。散らかりがちな住まいが、気負わなくても毎日のちょっとした習慣ですっきり片付いたお部屋になると、暮らしやすくなります。流行りの雑貨で部屋を飾るのも悪くないですが、シンプルでいてなお10年後もずっと続く気負わない暮らしに惹かれます。
よく聞く、「モノが増えなかなか減らせない」という根本原因を一緒に探りながら、シンプルに片付けられるよう微力ながらお手伝いさせて頂きます。

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